回復訳新約聖書の回復とは、一般には、失われていたものをもう一度獲得する、またはあるものを正常な状態にもどすを意味します。ここでは、教会歴史の過程の中で失われ、誤用され、腐敗させられたものを、当初の状態、状況に回復しつつあるということを意味します。

 回復訳新約聖書は、聖書本文、聖書解説(フットノート)、アウトライン、引照聖句の四つの部分からなっています。

 聖書本文は、現在もっとも正確な聖書原文として知られるギリシャ語ネストレ二十六版を底本としました。翻訳は、(1)尊い神聖な真理を重んじ、(2) ギリシャ語原文に忠実であるように、 (3) またまたわかりやすい語句と表現を用いるように行われました。

 フットノートは、聖書の重要な言葉の解説であり、聖書真理の正確な把握や聖書研究に役立ちます。

 アウトラインは、読者がその書の中心思想をつかみ、またその重要な点をも把握するため、主題や段落ごとのテーマをまとめたものです。

 引照聖句は、関連のある聖句をつなぎあわせたものです。当聖書では、ほとんどすべての節に引照聖句があり、豊富かつ詳細、同じ言葉・事項にとどまらず、霊的啓示に基き、関連のある事物や聖句が引けるようになっており、読者はその言葉から深い印象を受け、完全に理解し、真理の光を得ることができます。

回復訳をもっと知りたい方は日本福音書房にあります。オンラインで注文することができます。
ウイットネス・リーの書物から引用
 「新約の各書はわたしたちに開かれています。わたしたちは開かれた本を持っているのです」。 (「長老訓練 第三巻」 127ページ 日本福音書房 )

 「1974年にわたしは聖書の回復訳のためのノートを書き始めました。わたしは幾つかの目的でこれらのノートを書き、聖書の各書を解釈しました。そのおもな目的は、あなたがたを真理へともたらすことです・・・第二の目的は、あなたがたに命の供給を与えることです・・・ノートの第三の目的は、新約の中の、共通で難しい問題を解決するのを助けることです・・・ノート付きの回復訳の第四の目的は、聖書の各書をわたしたちに開くことです」。 (「長老訓練 第三巻」 125-127ページ 日本福音書房 )

 「わたしたちは、わたしたちの前にいた多くの聖書教師たちに、多くを担っています。そして今日、わたしたちは彼らの肩の上に立っているのです。わたしは、わたしたちが回復訳の中で出版したノートを、新約の適切な理解の集大成であると考えています」。(「世界情勢と主の動きの方向」 46ページ 日本福音書房)

 「わたしは日夜、働きました。夜11時まで働き、時には12時になりました。わたしは回復訳の本文の翻訳に、わたしはあらゆる文を考慮して、あらゆる言葉を決めました。わたしはまた、すべてのフットノートを完成させました」。(「神のエコノミーと神・人の正常な生活の概感」 84ページ 日本福音書房 )

 「わたしは新約27冊のすべてに十二年費やして英語でフットノートを書きました」。(「新しい道のための訓練の言葉(二)」 28ページ 日本福音書房 )

 「この訳とそれに付随するフットノートは、あらゆる場所の聖徒たちが過去二千年に到達した神聖な啓示の『結晶』と呼んでも良いでしょう」。(「英語の回復訳の序文」 日本福音書房)


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